歩く姿勢が良いと、若々しく綺麗に見える

トレーナーとして経験していくと、歩き方や座り方でその人の筋肉の弱い部分や、痛めている部分が分かってきて、おおよその年齢も見えてきます。 

また、身体の動きのクセはその人の日常生活で決まってきます。と言う事は日常生活で正しい姿勢を保てば若々しく見られるのです。

若くても猫背ですり足ですと、魅力無く老けてみえますし、逆に年配の方が背筋や歩き方が綺麗だと、若々しく魅力的に見えます。

なぜ姿勢が悪くなってしまうのか?

日常生活の動きのクセから筋肉が弱くまたは硬くなることが原因です。そして、そのクセを自分で分かっていない方が大半です。

猫背の原因

猫背の人は大胸筋が硬くなり肩が内側へ入ります。そして、肩甲骨の間にある菱形筋が弱くなっています。そして、あごが前に出る形になり僧帽筋も弱くなってきます。

この菱形筋は深層筋になり、僧帽筋の下にある筋肉です。よって、あまり意識して動かす事のない筋肉であるため、弱くなりやすいのです。

この菱形筋を意識して動かす事がポイントになります。

猫背を改善するには

・大胸筋のストレッチ
意識して菱形筋を動かす(肩甲骨を動かす種目より)
・僧帽筋のトレーニング

すり足の原因

ももの裏の筋肉とお尻の筋肉が弱いと地面を蹴る力がなくなり、すり足になってきます。

また逆の考えもあり、すり足の歩き方のクセがある為、ももの裏の筋肉とお尻の筋肉が弱くなります。

よって、すり足のクセのある方は悪循環になり、次第に下半身の筋肉が弱くなり活動力が落ちてしまい、見た目の姿勢も悪く老けこんでしまいます。

これには高さのあるヒールなどを履くと、足が曲がったまま着地する為、もも裏・お尻の筋肉を使わなくなるのも原因の1つです。

すり足を改善するには

・腕を後ろに引くイメージで歩く
・いつもよりも歩幅を広くして歩く
・高いヒールなどは履かない
・かかとから着地するように意識する
もも裏・お尻のトレーニング

最初のうちはもも裏・お尻のトレーニングは補助的に行う程度でかまいません。

何故なら、歩く動作と言うのは体感の捻り・もも前・もも裏・お尻の筋肉を複合的に連続して動かしますので、単独でトレーニングしても、歩いた時、筋肉の連動性がうまくいかず、筋肉を効率よく使えない為です。

よって、歩く姿勢を意識した上記の4つを行うようにして下さい。

実年齢よりも見た目の年齢の方が、大切だと私は考えております。

歩く姿勢を意識して、若々しく綺麗なウォーキングをできるようにしていきましょう!


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