ラベンダー

古代ローマ人が傷を癒したり浴用に使ったと言われるほど、古くから利用されてきたハーブ。アロマテラピーを体系づけるきっかけとなった精油であり、その清涼感のある香りは広く愛されています。

データ

学名:Lavandula angustifolia、Lavandula officinalis
科名:シソ科
抽出方法:水蒸気蒸留法
おもな産地:フランス、ブルガリア、オーストラリア、イギリス
香りのタイプ:フローラル系
香りの特徴:さわやかな印象の花の香り
ノート:ミドル
香りの強さ:中

作用

強心作用・抗ウィルス作用・抗炎症作用・抗真菌作用・抗菌作用・鎮けい作用・鎮静作用・鎮痛作用

ブレンドに相性の良い精油

オレンジ・スィート、カモミール、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、パチュリ、ベルガモット、レモン、ローズマリー、クロモジ、月桃、ヒノキ、モミ、柚子

心への作用

バランスの崩れた心を癒して、心身ともに健康に

怒りや緊張を鎮め、高いリラックス効果をもたらします。神経のバランスを回復したり、精神的な不調を整えるなどの作用も。精神的な疲労やストレスから寝れない時には、心拍を鎮め、リラックスさせて安眠へ誘います。

体への作用

風邪の予防と症状改善に、優れた鎮静作用があらゆる痛みを緩和

高い血圧を下げる、心拍数を下げるなどの作用の他に、呼吸器系の不調を改善したいときにも効果を発揮します。のどの痛みや炎症、鼻水・鼻詰まりなどの症状も緩和。感染症の予防にも良いので風邪の季節にも役立ちます。また、優れた鎮静作用があるので、生理痛などさまざまな痛みを和らげます。

肌への作用

さまざまな肌のトラブルと脱毛が気になる頭皮のケアに

やけどや日焼け、にきび、傷などさまざまな肌のトラブルに役立ちます。比較的刺激が穏やかな精油なので、手作りコスメ、湿布、フェイシャルスチームなどの方法で利用できます。また、頭皮を引き締める作用があるので、脱毛が気になる時の頭皮ケアにもおすすめです。


前の記事

ワクチン接種

次の記事

コロナ渦のストレス