食べていないのに太るんだけど…
20代の頃と食事の量が変わらないのに、身体がたるんできたとか、太ってきたとか良く耳にします。
その理由の1つは、基礎代謝が下がってきているからです。
基礎代謝とは?
何もしないでも消費するカロリーの事。
横になって身体を動かさなくても、内臓や心臓が動きます。生きていくのに必要最低限の消費カロリーと考えても良いです。
この基礎代謝は日常生活以外に運動をしなければ、下半身の筋肉が落ちて20代をピークに、年々下がってきます。
消費カロリーが少なくなり、摂取カロリーがそのままだと、余ったカロリーが脂肪になると言う仕組みです。
その事から、食事のカロリーを少なくするか、運動をして消費カロリーを増やさなければ、必ず太ってしまうのです。
また、食事では糖質と脂質を一緒に摂ると脂肪がつきやすくなります。
例えば、パン(糖質)にバター(脂質)をつけ食べると、脂肪がつきやすいです。
よって、食べ方や組み合わせを考えなければなりません。
また、食事の量を単純に減らすとストレスになり、続かなくなる方も多いのではないでしょうか?
そこで、食事の制限をしないで、ストレスになりにくい食べ方について説明します。
◯早食いをしない
食べ始めてから、食事からブドウ糖を吸収してブドウ糖の刺激を満腹中枢が感知して、満腹感を得られるまで約20分かかりますので、早く食べると量を食べてしまうので、カロリーオーバーになりやすいです。
もうひとつは、早食いだと血糖値が急激に上昇して、血糖値を一定に保とうしてインスリンが大量に分泌されます。インスリンは使いきれなかった糖を、脂肪に変えて蓄える働きがありますので太りやすくなります。
◯よく噛む
よく噛む事で消化を助ける事になり、胃、腸に優しいです。また、ゆっくり食べる事につながり満腹感を得られ過食防止につながります。
◯食べる順番を考える
いきなりご飯を食べると血糖値が急上昇してしまいますので、ご飯からは食べないようにします。
野菜やきのこ、海藻などに含まれる食物繊維には糖の消化・吸収を遅らせる作用があるので、
野菜、きのこ類→肉、魚→ご飯、パン、麺類
このような順番で食べると血糖値の急上昇を抑えられます。
いきなり食事を制限するよりも、普段の食べ方を、少し変えてみてはいかがでしょうか?